南カリフォルニアの春
春と言えばやっぱりワイルドフラワー。
砂漠地帯一面や山ごとそのままお花畑になってしまうスケールの大きさに魅了されます。
ワイルドフラワーの種類も多くてビックリです。
野生動物に出くわすチャンスもいっぱい!
春になるとほとんど毎年行くのがアンザボレゴ砂漠州立公園。
個人的に南カリフォルニアに来て一番魅了されたのが、ここの砂漠地帯。
ものすごく広くて、各箇所で表情が違う砂漠を楽しめます。
春にはキャンプして各地をハイキングしながらじっくりと時間を費やします。
春のワイルドフワラーは格別!
私がワイルドフラワーと写真に凝り出したのも、ここがきっかけ。
砂漠地帯一面に咲くワイルドフラワー。
砂漠ひまわりと呼ばれる黄色の花と、サンドバーベナと言うピンク紫の花が一面に咲き乱れる。
とにかくきれい!
サンドバーベナは小さな花がいっぱい集まって一つの花になってるみたい。
岩山に一番多く見られるのがビリトルブッシュという黄色の花。
下の地面や岩間には、黄色の砂漠タンポポや砂漠ポピー、紫の砂漠ルーパインなどが咲く。
四輪駆動車で渓谷を進んで行くと、また違った種類のワイルドフワラーが見れる。
ゴーストフラワーと呼ばれる黄白色の花や、モンキーフラワーと呼ばれる小さなピンクの花が斜面にいっぱい咲いている。
砂漠の真ん中にあるパームツリーのオアシスに向けてハイキングすると、黄色、赤、紫、白、ピンク、オレンジと、カラフルなワイルドフラワーやサボテンが満開。
とにかくワイルドフラワーの量、カラフルさ、種類の多さにビックリ。
砂漠には珍しく、パームオアシスからは小川が流れている。
野生動物に出くわすチャンスもある。
写真は砂漠のリスとサボテンの中で蜜を吸うたくさんの蜂。
ここはカリフォルニアのグランドキャニオンと呼ばれるフォンツポイント。
こんな何も育ちそうもない荒れ地に咲くデザートリリー。
四輪駆動車ででこぼこの砂地を行くと、フォンツポイントの下に位置するインスピレーションポイントに着く。
砂の斜面にも何とも美しい紫色の花が咲く。
あと欠かせないスポットは、タマリスクグローブエリア。
カクタスルートをハイキングすれば、色鮮やかなサボテンの花がいっぱいスポットできる。
360度見渡す限りワイルドフラワーとサボテンの花に囲まれて、とても砂漠とは思えないほどカラフルで綺麗な世界。
低地の砂漠では、オクティロと呼ばれる背の高いサボテンが真っ赤な花を咲かせる。
サボテンだらけで風が強いとサボテンが飛んでくることもある。
コヨーテやガラガラ蛇に出くわすこともあるので、散策やハイキングする時には要注意!
砂漠の地面一面に咲いている白い花は、フレモントピンクッション。
待ち針のような小さな花ですが、ズームして見るとすごく綺麗!
ワイルドフラワーとサボテンの花が満開の綺麗な低地の砂漠を注意して歩けば、砂漠に生息する動物ジャックラビットやイグアナにも出くわします。
アンザボレゴ砂漠州立公園に行く途中にも綺麗なワイルドフワラーがいっぱい。
地面いっぱいに咲いているのはゴールドフィールドという小さな黄色の花。
放牧牛や馬、バッファローも見れる。
ワイルドフワラーやサボテンはモハビ砂漠地帯でも見れる。
個人的にとても好きなのが、観光本には絶対載っていないこの秘密のスポット。
山一面にブレイジングスターという花が咲き、まるで山全体が光輝いているかのように見える。
その他にも小さなパフパフした薄いピンクの花(?)や、蛍光色のように光って見えるパープルの花も山いっぱいに咲く。
ブリトルブッシュは黄色、インディゴブッシュは濃い青色の花を咲かせる。
黄白色のゴーストフワラーも山一面に咲く。
地面には踏んでしまいそうなほど小さな花がいっぱい。
カリフォルニアの州花であるカリフォルニアポピーで有名なのが、アンティロープバレーの保護地。
近郊にも山ごとお花畑になる場所がある。
ボルサチカ湿地帯のワイルドフワラーは、砂漠地帯の花とはちょっと違います。
2メートルほどもある菜の花があたり一面に咲き、散策していると黄色の花粉だらけになります。
コスモスの黄色版みたいな花もいっぱい。
春から初夏にかけては、また違った花が咲き出します。
地面を覆う真っ白な花は、一瞬水滴のように見えるガラス細工みたいな玉がいっぱいくっついてます。
菜の花の中を散策していると、たくさんの鳥、更に春ならではの特別なシーンも見れます。
写真はメス鳥にアピールしているハミングバードと鮮やかな赤いスポットのあるオスのブラックバード。
動物達もアクティブになるので、しっぽが真っ白いコットンボールみたいなコットンテイルラビットやリスがいっぱい見れます。
南カリフォルニアの春は、ワイルドフラワーや野生の鳥や動物を見に、思わず毎週末出かけたくなってしまうほど陽気が良いのです。
機会があれば是非南カリフォルニアの春を体験してください。
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